ニューノーマル時代に必要な力
新型コロナの影響により働き方が大きく変わりました。テレワークの普及は通勤や会議、手続きなど、本来必要とは言えないような無駄な時間を削減し、従業員はプライベートの充実を図れることで、心をより健全な状態に保てるようになったのではないでしょうか。一方、仕事へのモチベーション低下や、生産性が低下したと感じている従業員も増えています。
ニューノーマルの時代においては正解のない働き方が求められます。このような時代には、自分で考え、自分で判断することが重要で、そのためには「EQ(心の知能指数)」と呼ばれる能力を高めることが必須となります。EQは「目指すべき成果を生むために、自己や他者の感情を認識し、それを管理して、最適な意思決定や行動へと結びつける」能力と言われています。行動の源には感情があり、感情が成果を生みだすのです。
2018年10月、EQの開発を専門とする組織Six Secondsの米国本部が2018年10月に発刊した「State of the Heart 2018」では、世界160の国と地域、20万人のEQデータサンプルがまとめられています。この調査から、日本のEQスコアは圧倒的に低く世界最下位であることがわかりました。EQと生産性に相関があることも2016年に発表されたレポートで明らかとなっており、日本の労働生産性が先進国の中で最下位となっている現状にもうなずけます。
誰も正解がわからないニューノーマルの時代で、働き方や人との関わり方が大きく変化していく今、他者にマネジメントされるのではなく、自らをマネジメントすることが大切になります。そのためにも「自らを知る」「自律する」「共感する」ことを実践し、EQを高めることが必要ではないでしょうか。
弊社は、組織や人のEQ力のスコア解析とトレーニングを実施しています。私たちと一緒に、社会や企業、従業員の幸福な未来を求めて、新しい力を獲得しませんか。
落合 真人