わかりやすい人工知能がやってきた

 AI研究組織のOpenAIが12月1日、対話型AI言語モデル「ChatGPT」を発表しました。テキストで質問を投げかけるとAIがその回答を返してくれます。もちろん日本語も利用可能ですのでご紹介します。

 たとえばChatGPTに「AIがもたらす未来の世界はどんな世界?」と質問すると次のように答えてくれました。

 AIがもたらす未来の世界は、人間がより豊富な生活を送ることができるようになるでしょう。AIが提供するサービスや技術は、様々な場面で支援を行い、日常生活やビジネス業務をスムーズかつ効率的に行うことができるようになります。また、AIによる自動運転や医療技術の進歩などにより、人々の生活安全や健康を向上させることが期待されます。ただし、AIの普及に伴い、人間が行う仕事やタスクが減少することも懸念されます。そのため、AIがもたらす未来の世界では、人間とAIが共存し、協調した社会を目指すことが重要になるでしょう。

 さらには、プログラムも書いてくれます。
「Javascriptでうるう年を判定する関数を書いて」

function isLeapYear(year) {
if (year % 4 === 0 && year % 100 !== 0 || year % 400 === 0) {
return true;
} else {
return false;
}
}

 エンジニア終了の日も近いかもしれません。
「エンジニアがAIに仕事を奪われないようにするにはどうしたらいい?」

エンジニアがAIに仕事を奪われないようにするためには、以下のようなことが考えられます。

  1. AIにはできないような仕事を選択する。例えば、人間が持つ感情や判断力が必要な仕事や、現場での対応力が求められる仕事など。
  2. AIを活用した仕事をする。AIの技術は、人間がより良い仕事をするためのツールとして活用できます。例えば、大量のデータを分析することで、人間がより正確な判断を下せるようになるなど。
  3. スキルアップを図る。AIの技術は進化し続けます。そのため、常に最新の技術を理解し、スキルアップを図ることが大切です。
  4. 仕事内容を変える。AIが普及することにより、仕事内容が変わることがあります。そのため、常に新しい仕事に挑戦し、新しいスキルを身につけることが大切です。
  5. AIと協調した仕事をする。AIと人間が協調した仕事をすることで、より良い結果を得ることができます。例えば、AIに手伝ってもらいながら、人間が主導して仕事を行うなど。

 例では一問一答となっていますが、直前の会話の内容を踏まえて連続した高度なレベルでの会話が可能です。質問応答、コード生成、様々な文章の生成など、生成された内容の真偽が不明なためそのまま鵜呑みにするのは危険ですが、30年以上前の第2次AIブームの頃に思い描いていた「人工知能」が突如現れた感があります。

 現在はプレビュー期間中のため無料で利用することができます。みなさんもChatGPTで人工知能との対話を体験してみてはいかがでしょうか。

落合 真人