採用を科学する
2018年卒の採用活動も本格的にスタートしました。
近年、労働力人口の減少にともない求職者も減少し、有効求人倍率は上昇しています。
このような状況で、採用活動、採用決定はますます重要になってきています。にもかかわらず、あまりにも多くの企業が自社の従来のやり方で満足しています。
新潟の老舗のお菓子メーカー「三幸製菓」では、2013年より、ユニークな採用活動を始めています。10秒で終了する「日本一短いエントリーシート」をはじめ、カフェテリアプランのように様々な選考コースが用意されている「カフェテリア採用」がそうです。2013年当時に人事責任者であった杉浦氏は、「採用を非常に感覚的に行っている、採用担当者が変わる度に採用のやり方が変わっていく、判断基準がとても曖昧であるといったことが課題」と話しており、それらを解決するためにまず、「自社にとって優秀な人材とはどのようなものか」を分析しています。そこから、試行錯誤を繰り返し、ユニークと言われる選考方法を実施してきました。
採用とは、なんとなく「こういう人材を採用しよう」といった感覚的なものではダメです。意味のある情報を数値のデータとして押さえ、科学的で論理的に考える必要があります。ムダを省くためにも、データをもとにPDCAを回し、ブラッシュアップしながら、自社にとって効率的で効果的な採用をおこなっていかなければなりません。
現在も、三幸製菓ではトライ&エラーを繰り返しながら、効率的でマッチング精度の高い採用活動をおこなっています。
採用に関してデータを用いて分析をおこなう際は、身近なデータから集めることから考えてはいかがでしょうか。弊社が提供する「採用サプリ」は、従業員のデータを集め、分析することで、自社の現状を把握することができます。自社で活躍できる人材、伸び悩んでいる人材の傾向を掴み、そのデータを採用に活かすことが、より良い人材が集まり、より良い企業になることへ繋がっていくのではないでしょうか。
落合 真人