ITリテラシー:生き残るために必須の能力

 アメリカ・サンフランシスコを拠点とするTwitter社は12日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い実施している在宅勤務について、希望する社員は「永久に」続けられるようにすると発表しました。
 新型コロナウイルスの影響で広がったテレワークにより、半ば強制的ではありますが「会社に行かなくても働ける」ことが証明されました。コロナ収束後、もとの働き方に戻る企業も少なくないでしょうが、オンライン化の波はますます強くなり、その波に乗り切れない企業は淘汰されていくことになるでしょう。生き残りをかけて生産性や人材競争力を高めるためには、すべての人がより早くITツールを活用してオンライン環境に適応する必要があります。Afterコロナの時代は「IT系の企業だからできた特別なこと」はどんどん少なくなり、「どんな企業でもできなければならないこと」が増えていく時代となりそうです。

 ITツールを効果的に活用するためには最低限のITリテラシーが必要です。WordやExcelが使えてメールでやり取りできることが最低限のITリテラシーではありません。IT技術を活用することが必須となる時代にも素早く適応することができるスキル、それが最低限のITリテラシーです。未知のIT技術にも対応できる柔軟性はITリテラシーを身につけることで獲得できます。
 ITリテラシーは大きく分けて3つの要素で構成されます。

  •  情報リテラシー:情報を使いこなす能力
  •  コンピューターリテラシー:コンピューターやそれに伴う機能を使いこなす能力
  •  インターネットリテラシー:ネットワークを正しく利用できる能力

 この中で生産性の高い仕事をするために重要な要素は「コンピューターリテラシー」です。コンピューターやインターネット、スマートフォン、アプリケーション、パソコン、OS、ソフトウェア、ハードウェア、クラウド、メール、WEB、CPU、HDD…、これからの時代は、コンピューターに関わる様々な用語の意味や仕組みをある程度理解し利用できることが大前提としてあり、その上で業務上必要なWordやExcelを操作できることが大切になります。
 このコロナ禍の中で、多くの人たちのITリテラシーの低さが顕在化してきているように感じています。今後、できる人とできない人の間に、埋めることができないほどの格差がうまれるでしょう。今すぐにでも、IT(コンピューター)を定まった操作手順だけで利用するのではなく、基本的な概念を理解した上で効率的に活用できるようにならなければなりません。

 「従業員や経営者のITリテラシーを向上させたい」、「IT関連のトラブル発生時の対応に苦慮している」企業の方々はぜひご相談ください。わたしたちは、Windows以前よりITを活用し様々な課題を解決してきました。これからもITを通じて皆さまのサポートをおこなっていきます。


落合 真人