攻めのIT

 コロナ感染者数が急激に減少し、狐につままれたような感覚をお持ちではないでしょうか。ある識者は、『人々の行動の変容』『ワクチン接種』『季節性』の3つが複合的に絡み合った結果だと解説しています。特に、ワクチン接種率が74%を超えた効果は大きいと。一方で、ウイルス自体の弱毒化もしくは、変異を重ねたことで自滅したという理論まで出始めています。何れにしましても、日常を取り戻せた我々は窮屈な生活から解放されたわけです。しかし、コロナ前の生活に戻っているかと言えばそうではなく、長きに亘った行動抑制の結果、我々のライフスタイルは明らかに変わり始めています。また、一方では、次の第六波を警戒した行動変容となっているのではないでしょうか。

 企業においても同じようなパターンが見受けられ始めています。企業は、これまでとは違う経営スタイルを模索し、ITを業績向上の武器と思考し始めております。これまでのITは「効率化/コスト削減」(守りのIT)が中心でした。しかし、コロナによって変革を迫られる中、ITによる「差別化/売上増大」(攻めのIT)に舵を切り始めました。その流れを汲むように、ITベンダーでは、安価で利用し易いECサイトの登場をはじめ、“何かを始めたい”と思った瞬間に、それらを実現できるクラウドシステムが数多く用意され始めました。本当に便利な世の中になったものだと思います。また、IT投資が「差別化/売上増大」に向いた瞬間に、企業はシステム開発会社へ外注するスタイルから、内製化へのスタイルにシフトし始めました。攻めのITを実現するためには、現場を熟知した社内の精鋭が自らシステム開発に参加していかなければなりません。また、要件が刻々と変化するスピードに対応しなければならないのです。前述しました通り、クラウドのサービスはどんどんと拡充され、アジャイル開発(俊敏で且つ反復性の高い短期間の開発手法)やノーコード開発ツールの出現など、内製化の環境は充実し始めました。

 ひと昔を10年とするならば、IT開発の世界は大きく様変わりしてきました。経営者の方にとっても、IT開発は上手くいかなかった経験や、投資回収ができなかった経験などをお持ちではないでしょうか。現在は、攻めのITの時代です。スピードをもって攻めのITに着手しなければ、競争から脱落していきます。

 弊社は、攻めのITをサポートさせていただいております。弊社のITコンサルタントが、経営者のニーズを汲み取り、IT導入の指南をいたします。前述しましたアジャイル開発の導入をサポートいたします。また、インドネシアIT人材を活用したオフショア開発により短期間で安価な開発をサポートいたします。さらに、日本語が堪能なインドネシアIT人材の紹介も行っております。

 攻めのIT経営を実現されたい経営者の皆さま、是非、お問い合わせください。

取締役 牧野 春彦