EQから見る、よりよく生きるための3つのヒント

こころの知能指数と呼ばれるEQ(Emotional Intelligence Quotient)とは、情報過多、多くのコミュニケーションが求められる現代において、自分の感情をどのようにうまく扱っていくか、他人の感情にどう適切に反応できるかを説明し向上していくために、心理学の研究者たちが使うことからスタートした考え方です。
人とぶつかった時に問題を解決したり、相手の気持ちを汲んで対応したり、溢れてしまいそうになる自分の感情をうまく扱ったり、EQを意識していくことは、人生をうまく渡っていくのに大切なスキルといえます。今回は、EQを意識しながら、自分自身が仕事や人生においてより良く生きていくためのヒントについて、考えていきたいと思います。

1、日記をつける
一日の終わりに、その日自分に起こったこと、それに対してどう感じたか、どのようにそれに対応したかなどを書きます。定期的に日記を読み返し、自分の考え方の変化や、何かに対して過剰反応した時などのきっかけなどを意識することは、EQを向上していく上で重要です。

2、黙って話を聞く
これが一番難しいかもしれませんが、一番大事なことです。他人の人生を十分に理解するために、同じ体験をすることはできませんが、その人の話を聞くことはできます。話を聞くというのは、相手に話をさせ、相手の話の途中で割り込まないということです。自分の予想や予測は一旦脇に置いて、相手が思っていることを説明する機会を与えるという意味です。共感するのは難しいかもしれませんが、自分が話始める前に少なくとも5秒待てば、どんな人間関係でも共感力が少しは上がります。

3、落ち着く
感情を落ち着かせたり、ゆっくりしたりする時間がないと、感情は制御できなくなっていきます。何かに対して感情的な反応をしたら、反応する前に一呼吸おく時間をつくりましょう。また、頭を落ち着かせるために瞑想をするのもいいでしょう。心にも深呼吸をする余裕が必要です。

態度や物言いなどのあらゆる言動は、自分自身の感情に大きく左右されます。これらのことを意識してうまく利用することができるのは一つの能力であり、この能力は誰もが備えているものです。適切な訓練によって能力を高めることができる、というのが、私たちが考えるEQの大切なポイントです。感情を意識することは、前向きな感情を生むことにつながります。些細なことですが、ふと立ち止まって自分自身を俯瞰してみることが、より良い生き方につながっていくのではないでしょうか。

 

 加藤 滋樹